木箱の様式

箱久では、お客様が収めたいモノに合わせた箱づくりのご提案を行って参ります。

創業から長年にわたって積み重ねてきた木箱づくりの知恵を、惜しみなくお客様に提供しております。

私たち箱久にとって、その経験が新たな知恵の種となり、また新たなお客様に貢献できると考えております。ご相談だけでも結構でございます。お気軽にどうぞ。

インロウ式

古くから伝わるスタンダードな箱のカタチ。より重厚感、高級感を演出したい場面に用いられてきました。木箱の中では上等な作りと言えますし
贈答用の木箱としてとても人気があります。命名の由来はご察しの通り、「ひかえおろう」の印籠から。

しずみ蓋・落とし蓋

しずみ蓋・落とし蓋式は一枚板のふたを、本体にはめ込むタイプの木箱です。指を通す穴をもうけて、本体の内側にぴたっと収めるかたち.すっきりとした見栄えに仕上がります。とてもシンプルです。

のせ蓋

箱の外周と同じサイズの板を、ただ載せるだけのシンプルなカタチ。紐やシール等で固定されることもあります。

さん蓋

蓋の裏側に2本の桟(さん)を付けて、固定できるようにしたカタチ。箱久では「ゲタ」と呼ぶ事もあります。陶器や茶壺を入れる箱などによく使われます。

スライド式蓋

本体に溝を設けて、蓋をスライドできるようにしたカタチ。蓋を横にすることもあれば、上部に置く事もあります。

かぶせ蓋

蓋を本体にすっぽりとかぶさるようにしたカタチ。手にとりやすく、開けやすいのが特徴です。

ざぐり蓋

蓋の裏側を加工して、本体に載せてもズレないようにしたカタチ。一見すると、のせ蓋のように見えますが、安定感が違います。

箱久の箱づくりについて

木箱の中にモノを入れて、売るために、どんな素材を使って、どんな様式で仕上げるか。これに決まったパターンというのはありません。誤解を恐れずに言えば、どんな素材でも、どんな組み方でも、お客様のご意向にあったものであれば良いと考えております。